肛門よりいづる者

真面目に生きてバカをみた

記事 インスタント禅

私は趣味で筋トレをしている。

 

もう初めて一年と半年ほどが立ち

筋トレでしか快楽を感じられない体に

なりつつある事を大胸筋をさすりながら

越に入っているのだが

最近筋トレ中(かっこよく言うとワークアウト中)

にずっと聞いている曲がある。

 

 

 

般若心経である。

 

 

 

別に仏教徒というわけでも

何らかの宗教に属しているわけでもない

寧ろ中学生の頃

他地区から一緒になった同級生に

「俺、小学生の頃の渾名”神”だったからさ」

とうそぶき、一時期神と呼ばれており

神を騙る者としての過去を持つ程度の

宗教倫理観である。

 

 

そんな私が

何故この曲ばかり聞いているのかというと

 

 

筋トレをしている人なら

分かっていただけると思うが

筋トレ中に脳のホルモンが流れ出し

めちゃくちゃ音楽がよく聞こえる時がある

 

個人的にはこの瞬間は大麻を吸った際の

音楽に匹敵すると思う

 

ベース音に体が呼応し

音楽というものが

幾重も楽器の重なりにより

生み出されていることがわかり

歌詞に涙するあの感覚

 

その感覚に陥った時に

般若心経を聞いていると

 

 

悟れるのだ

 

 

釈尊

一体化するのだ

 

 

 

1980年代

アメリカのヒッピーたちの間では

LSDをキメて

幻覚世界にトリップして

今までの自己を破壊し再生する行為を

「インスタント禅」

と表現した。

 

そして2020年

これからのインスタント禅は

筋トレと般若心経の組み合わせにより

教えの世界に

身を委ねることではないか

 

そんなムーブメントを私はここに提示したい

 

 

 

 

さぁ

みんな

ネジを巻き直そう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、私の行っているジムは老人ばかりで

一度イヤホンの接続が外れ

大音量で般若心経が流れてしまい

周りの人を驚かせてしまったので

そこにはみんな気をつけよう