コロナの云々で
出国が伸びてしまった
今の私は会社の辞令によって
新入社員配属時から送り飛ばされた
兵庫県のクソ田舎から
生まれ育った長野のクソ田舎に居を移し
リモートワークという体で
田舎特有の鬱蒼とした大自然の中
四季の遷ろいを感じている
生まれ育った長野のクソ田舎は
市街地から遠く
最寄りのコンビニまでは
チャリで1時間以上かかるという
まぁまぁなクソ田舎であるが
大人になって気がつけば
車で30分以内にそこそこの市街地があった
一方
以前住んでいた兵庫のクソ田舎は
最寄りのコンビニまではチャリで10分ほどだが
車で30分圏内には
寂れたイオンと無駄にデカいJAしかなかった
そもそも田舎暮らしが嫌で
大学で上京し
徒歩5分圏内に
コンビニが存在する大都会ぶりに
痛く感動したもので
将来は都会で暮らすことを熱望していた私であるが
徐々に歳を重ねるごとに
都会の人混みの中暮らすのは
非常に疲れるのではないかと思えてきた
そしてここに来て
田舎から田舎へという移動となり
生まれ育ったこのクソ田舎が
以前住んでいた兵庫のクソ田舎よりも
圧倒的に暮らしやすく
そして言うほどのクソ田舎ではなく
割と理想的な住まいなのではないかという
幸せの青い鳥のような現象を感じている
そう
この長野の田舎には確かに
田舎特有の人の温かさや
美しい景色や
静かな日々が存在した
恐らく出国が伸びて
亡くなった祖母の家を借りて
今地元で過ごさせてもらえるのは
何かしらの見えざる力による導きだと
私の中のヒッピーが主張しているが
これから海外に赴任するに当たり
もう一度地元と向き合えたのは
本当に幸運だと感じている